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  • 執筆者の写真あべのくまさん

白樫のとまり木亭・ゲオルギーナ一行

更新日:2021年10月4日

2020/01/25 ちょっと直した。


公開用宿その2。

人間によるごく普通のパーティです。

色々書いてあるけど適当です。


《ゲオルギーナ》


豪傑型/大人/♀

_女性口調/_私/_君




スラム生まれの娼婦。愛称ギーナ。

とある経緯で相手にしていた顧客にしてアーベルの父、クリストフが急逝し、

賃金代わりと興味本位で

天涯孤独の身となったアーベルをさらってきたのが放浪生活の始まり。


現在はリューンで今まで通りの娼婦仕事に勤しみながら

アーベルの世話とこれまた興味本位で冒険者稼業を続けている。


こう見えて何かと力技で解決しがち。

貧しい身の上も、合理と勢いでなんとかした感がある。

普段は静かに座っている。



《アーベル・エルメンライヒ》

策士型/子供/♂

_子供口調/_僕/_あなた





魔術師としての側面と共に貴族として名を馳せたエルメンライヒ家嫡男。


しかして親の代で一気に傾き、母は逃げ、父は酒と女びたしの日々。

かろうじて追い出されはしなかったもののほとんどほったらかしにされてきた。


情けない父でも魔術の秘法をその身に頭に備えているため、形骸的でも魔術師として他者から尊重されていたが、ある日ついに「急逝」してしまう。


ゲオルギーナに連れ出されたことで得体のしれない「親戚」や「友人」の手から逃れたが、

彼の血に頭に、エルメンライヒの秘法と魔力が残されていることには変わりない。


魔術師の血筋らしく魔術について特化したセンスを持っているが

感覚的に取り扱える事が災いして基礎知識はなんとなく…なようだ。


普段から皮肉屋だが仲間にはどちらかというと文句じみた事を言うから

多分気は許しているんだと思う。



《エヴェリン・ルセック》

標準型/大人/♀

_丁寧口調/_あなた/_あたし





貴族シュヴィアース家当主の妾の子。

諸々に都合が悪くなっただとかで遠い田舎に捨てられるように追いやられた。

正式な名はエヴェリン・カミラ・ルセック・シュヴィアース


冒険と義侠を愛する明るく優しい一冒険者。


一方で、自分と母を捨てた父を許せじとしているが、自分と同じような立場の者が多くいたということで復讐心だけでは状況を打破出来ない事を痛感し、密かにクーデターと仲間集めを画策している……なんてとんでもない一面も持つ。

レーベリヒトもまた、父の絡んだ複雑な傍系の親戚……という立場の異母弟。


冒険者歴がパーティ内で一人長い為こう見えて意外と冷静に状況を見ているツッコミ役。

しかしそれはお人好しが発揮されるまでの話。



《レーベリヒト・カルステン》

万能型/若者/♂

_男性口調/_俺/_お前





シュヴィアースの名は冠しているが傍系にあたる。

正式な名はレーベリヒト・カルステン・シュヴィアース。

エヴェリンとは遠い親戚という事になっている異母兄弟。


ちょっと押し付けがましいWin-Winを信条にしつつ

明るくゆるい放蕩息子といった雰囲気。

飲みに女遊びに忙しい。この美形は人類の宝だから仕方ないね。

当の本人はお金と地位が便利だが家自体に興味がない様子。


実際は、複雑な家庭環境で心中もちょっと複雑。

エヴェリンの企てにも協力しているようである。



《エリカ・トルンクヴィスト》

勇将型/子供/♀

_丁寧口調/_私/_あなた





祖父ニルスが盛り起てたトルンクヴィスト家の孫娘。


厳格な祖父と優しい両親、しっかり者の姉に囲まれた末妹。

姉と違い見た目の割には感覚派なので、机の勉強はからっきし。

見兼ねたニルスが老後ついでにエリカを修学の旅に連れ出している。


とは言え冒険者方面に首を突っ込み始めてしまったのでニルスは頭が痛い。


冒険と愛と正しきに従い、ギーナやアーベルを助ける。

そういった経緯からエヴェリンと気が合う。


ノリと勢いは大変よろしいが実は人の心の機微に疎く、

機せずその場の空気や悩める人の悩みをゆるゆるにしてしまいがち。



《ニルス・トルンクヴィスト》

知将型/老人/♂

_老人口調/_私/_お主





名もなき身分からトルンクヴィストの名を裕福たるまで栄えさせたおじいちゃん。

トルンクヴィストは彼の生まれた地方から持ってきた名。


現在は跡を息子に任せながらも、今なお家の存続を考えて人脈を獲得したり金の成る話に目を光らせている。

とはいえこの放浪生活は孫のエリカの向学と老後の道楽の意味合いが強い。


護身で学んだ魔術に意外にも才があると気付き、こちらも興味本位の独学でそこそこ扱えている。

同じく魔術の才を持ち、無意識的にある程度の魔術を扱えるアーベルが意識して魔術を使いこなせるように陰ながら指南している。

もちろん孫娘にも。


レーベリヒトに対しては、ドラっぷりを個人的に心配し、彼とエヴェリンのバックにある家とのコネクションが欲しいと思い、なかなか複雑なあれこれである。

まぁなんだ、口はうるさいけど面倒見はいいよ多分……。




【今色々妄想してる最中のメモ】


「エルメンライヒ家」

 魔術で名を馳せるんだから何かとすごかったんじゃないかと思うが、

 アーベルにも真相が告げられないまま没落した上

 そこを知ってる父も亡くなった。


 アーベルも狙われる事から、何がしか血筋に基づく秘密があったのではと考えられる。


 ちなみにアーベルの母は一人夜逃げしており、

 世界のどこかに存命している、はず。


「シュヴィアース家」

 何でもやっているが基本は商家。

 それまでもそれなりに栄えていたが、現当主になってから異様な成長を遂げている。

 現当主は手が早く節操なしでも知られていて美しいものに目がない。

 正妻から愛人、行きずりまで含めれば子の数は100をくだらないとさえ噂される。


「エヴェリン」

 シュヴィアース現当主の実子でありながら、母の血筋のことでひと悶着あり

 幼い内に遠い田舎町に追いやられた。


 子供の頃は冒険小説や詩人の語る物語に夢を見つつも

 神話や騎士道、竜退治の物語のように

 軽々と子を捨てる横暴な父をいつか討ち取らんと復讐心に駆られていた。


 母の説得を押し切って冒険と復讐の旅に出たが、

 やっと辿り着いたシュヴィアース家が抱えていた事情を色々と知ってしまい

 現当主を失えば数多の不幸が発生してしまう不均衡を保証しきれないと悟ってからは

 復讐心に折り合いをつけながら、純粋に楽しめなかった幼き日々を取り戻すように

 冒険者として旅を続けている。


 なお、彼女の持つ黒柄のショートソードは

 いつか父を殺すためにと旅立ちの日から片時も手放さずに持ち続けている

 相棒でもある。


「傍系カルステン家」

 レーベリヒトん家。傍系の血筋としていつの間にかシュヴィアースの家系図に

 列挙されていた。

 この血を受け継ぐものは一様に不思議な髪の色と照り映える美しさを持っている。

 そのためか、美しいもの好きな現当主の膝下に近いところで暮らしている。

 レーベリヒトも現当主と顔を合わせる度直接お小遣いをもらっている。

 レーベリヒト的には、現当主はお小遣いくれるけど気持ち悪い見詰められ方するので

 ちょっと苦手。


「トルンクヴィスト地方」

 年中寒々しく、やっと下草が生える程度の不毛の地。

 この地域周辺に住んでいなければ、

 そんな名前があったことを知ることはない、と言うほどなんにもない。


 この地に住んでいたニルス少年は

 ここを出て、名を起てて、病に苦しむ愛しい人と共に

 苦労のないあたたかな街で暮らすことを目指した。


 愛する人は残念ながら先立ってしまったが、

 病に定められた命の刻限をはるかに上回っての天寿であったこと、

 無理だと言われた一人息子を持てたこと、

 そして彼女に宣言した「あたたかい街でゆっくり暮らす」目的を

 実現させてやることは叶ったため

 ニルスの人生的には御の字。


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